
事件の発端となったのは、1月27日、広島カープの羽月選手がエトミデートの使用の疑いで逮捕されたことだ。この薬物は、まるで「ゾンビ」のように意識を失わせる効果があるとされており、特に若者を中心に広がっている。28日には、彼の自宅から薬物や摂取器具が押収され、本人は使用を否定しているが、常習性が疑われる事態となっている。このような事態が発生した背景には、日本の若者たちの間での薬物乱用の深刻な情勢がある。
有吉弘行は広島カープの熱烈なファンとして知られ、その発言は単なる個人的な感想にとどまらず、事件を受けての広島球団やスポーツ界全体への強い警告とも言える。彼のポストに対する反応は様々で、「私も今季の若鯉に期待していただけにとても残念です」や、「広島だけじゃなくて野球界、いやスポーツ界、下手すると芸能界も…」といった声が上がり、懸念の声が広がっている。
この薬物、エトミデートは沖縄を中心に2025年から急速に広がりを見せており、未成年の逮捕例も報告されている。電子タバコで使用されることが多く、実際の使用者は「ゾンビタバコ」と呼び、強い幻覚作用を伴うため危険性が非常に高い。大量摂取は呼吸停止など生命に関わる危険な兆候を引き起こす恐れもあり、これが現代の若者たちにとって新たな脅威となっているのだ。
とりわけ、羽月選手の逮捕が引き金となり、周囲への「まん延」の可能性が懸念される中、球団は謝罪文を発表し、捜査への協力と再発防止を約束している。しかし、球団としての責任だけでなく、広島カープに所属する選手の間での薬物使用が常態化すれば、その影響は計り知れず、スポーツ界全体が受けるダメージは甚大なものになるだろう。
SNSでは、羽月選手と近しい関係にある選手の名前が挙がるなど、無責任な噂が広がっている。過去のスキャンダルも蒸し返され、球界全体の信頼が毀損される危険性が高まっている。これでは、ファンや選手たちも戸惑いを隠せない。目の前では新たな才能が芽生えようとしていたのに、その期待が一瞬で崩れ去ろうとしているのだ。
薬物問題が深刻化する中、2025年には複数の現役選手が違法なオンラインカジノに関与していたことが発覚し、計8球団16名に及ぶ制裁が下された前例もある。今回のケースがそれと同じ道を辿るのではないかという懸念が広がり、スポーツ界の未来を危うくする要因がまた一つ見え隠れしている。果たして、ファンが心待ちにする未来に明るい光が差し込むのか、それとも暗黒の影が忍び寄るのか、今後の動向に注目せざるを得ない。
有吉の一連の投稿やコメントは、単にエンターテインメント業界のリーダーとしての意見を示すものではなく、彼自身もまた広島の未来を心配するファンとしての一面を見せるものである。この問題が迅速に解決されることを望むと共に、再発防止のためには何よりもまず、教育と啓発が必要であることは言うまでもない。
しかし、この事件が示しているのは、状況が一朝一夕で改善されるものではなく、さらに深刻な問題へと進展する可能性を孕んでいることだ。新たな「ゾンビ」のような存在が、日本社会を蝕む危険性は否定できない。この疑念と不安は、有吉弘行の一言を受けて、さらに膨らんでいくばかりなのだ。